昭和産業株式会社

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植物油の研究開発を通じて、
「SHOWA」を世界的に知られる
食品ブランドにしていきたい。「基盤技術研究所
 油糧科学研究室」
の仕事とは

東日本大震災で被災。
就活の先行きが不透明に。

農学部で動物の栄養について学んでいたので、食品会社か製薬会社の研究員になるつもりで就職活動を進めていました。メーカーであれば多くの人の生活に関わることができる。そう考えてメーカーに的を絞った活動をしていたのですが、2011年3月11日の東日本大震災で状況が一変します。それまで順調だった就職活動も、書き進めていた修士論文も中断せざるを得なくなってしまいました。被災から1週間以上経過して、ようやくライフラインが復旧しはじめましたが、自分の将来は見えないまま。そんな状態だった私のもとにいち早く連絡をくれたのが昭和産業でした。当時の人事を担当されていたその方は、電話で一通り私の状況を聞いてくださった後、最後に「最終面接は落ち着かれるまで待ちますから、頑張ってください」と励ましてくださったことがいまでも忘れられません。この経験が昭和産業に入社する決意を後押ししてくれました。

大学との共同研究や
学会発表、論文の執筆も。

入社してからは、機能性油脂製品の研究開発に携わっています。基礎的な技術開発から、配合設計、品質確認、特許調査、製造法や品質管理方法の検討まで、幅広く担当させてもらっています。研究開発のごく一部に関与するだけでなく、製品化までの一連の流れに関われるので、とても好奇心が刺激される職場です。とはいえ、その幅広さゆえに自分の知識や経験だけでは解決できない課題に直面することもあります。そんな時は、社外のエキスパートと共同で研究を進めることも少なくありません。たとえば市場のニーズを吸い上げ、取り組み始めた研究が発展し、昭和女子大学との共同研究につながったことがありました。学会での企業発表や学術論文の執筆へと展開した時は、いつもとは異なる緊張感とやりがいを感じましたね。

いずれは世界を相手に
仕事をしてみたい。

入社から丸5年が過ぎようとしています。私は社員の自主性を尊重し、若手にも主体的な研究活動を許してくれる環境で育ちました。とてもありがたいことだと感じています。これからの目標は、ここでの経験を生かしてさらに視野を広げること。昭和産業には油脂事業に加え、製粉事業や糖質事業があります。多様な事業を組み合わせてシナジーを発揮できることが昭和産業の強みです。現在は海外業務を担当していませんが、油脂だけに限らず、製粉や糖質に関する知識を身に付け、いずれは世界を相手に仕事ができるよう、幅広い業務にチャレンジしていくつもりです。日本の技術力をもっと世界の人に知っていただくためにも、ぜひ「SHOWA」を世界的なブランドにしたいと思っています。

とある1日(仕事の流れ)

午前

8時45分までに出社して朝一番にやるのはメールチェック。社内の営業や分析機器メーカーの担当者からの問い合わせなどが入っていたら、なるべく午前中に返信するようにしています。その後、サンプルの下処理を行ったり、分析装置の準備をしたりして、午後の試験に備えます。

午後

RD&Eセンターの化学実験エリアで、午前中に準備した分析をはじめます。ほとんどの分析装置は基本的に自動的に動作するので、同時に複数の分析を行うことも少なくありません。装置を使った分析以外にも、実際に口にして味や香りを調べる官能テストなども行います。

夜

一通りの分析が終わったら、オフィスエリアに移動してデータ解析を行い、報告書を作成します。もし不明点があれば蔵書やネット上の文献にあたったり、他社の特許に抵触しないか調査したりするなど、デスクワークはこの時間に集中して行います。退社は18時半ごろが多いですね。

仕事後やオフの過ごし方

社内のバスケットボールチームや野球チームに参加したり、ゲームやマンガで息抜きしたりすることもありますが、最近はもっぱらゴルフですね。土日のどちらかは必ずゴルフ練習場へ出かけて黙々と練習しています。コースに出るのは2カ月に1回くらい。大学時代の同期と地元のコースをラウンドすることが多いですね。長い休みには同郷の妻と帰省したり、旅行へ出かけたりすることもあります。昨年はオーストラリアにいきました。平日は研究開発に忙しい日々を送っていますから、旅先で美味しいものを食べてリフレッシュしています。

望月梓 金子衛司 阿部美樹 須永智伸 相馬 邦彦
佐野晃子 増田 遥平 川島 祥子