SOIA SOIYAプロジェクトでは、お客様、専門家、昭和産業の3者で協力し、植物性食材の価値を提供することに取り組んでいます。その活動事例として、2025年1月29日(水)に開催した、自由が丘のヴィーガンレストランT‘sレストランとコラボした食のビジネスセミナー「グルテンフリー食材としての大豆たん白の可能性」について紹介します。
昨今、食の多様性でキーワードとなる「グルテンフリー」は、小麦粉だけでなく大麦、オーツ麦を使用した原材料を使わない食事のスタイルです。小麦アレルギー、セリアック病、グルテン不耐症などで食材の制限のある人たちにとってグルテンフリー食は欠かせない選択肢であり、また一部のインフルエンサーの間でも実践され注目されています。
セミナーでは、グルテンフリー食の選択肢として、SOIA SOIYAブランドの大豆たん白商品HMSPを紹介、トークセッション、試食会を実施しました。グルテンフリー食に関わりのある方だけでなく、外食業、食品メーカー担当者など22名に参加いただきました。
当日は、T’sレストランのオーナー下川祠左都さん、㈱テマトジカン岡村菜穂子さんにも登壇いただき、グルテンフリー食に対する想いを語っていただきました。
下川さんは自身のライフワークとも言える食を通じた健康に関する啓蒙活動について紹介。肉が食べられる人・食べられない人、アレルギーのある人・ない人が分け隔てなく食卓を囲めることを理想にT‘sレストランを運営しているとの話がありました。
岡村さんは自身の小麦アレルギー発症の経験を機に、名古屋でグルテンフリー食を提供するレストラン(みちのり亭)、弁当屋(みちのり弁当)を立ち上げた経緯を紹介。『「おいしいね」の「ね」は一人では言えない言葉。店の運営を通じて、グルテンフリー食の必要性に対する正しい知識を広く伝え、誰一人取り残されない食卓を目指したい』との熱い想いを語られました。
下川祠左都(まさこ)
ヴィーガン料理店「T’sレストラン」オーナー
健康の大切さを発進するSmile Veg(スマイルベジ)を提唱。日本のヴィーガンレストラン経営の第一人者として企業や官庁の取り組み支援や監修、コンサルタントを行う。みんなで食べられるヴィーガンカレーの学校給食イベント、社員食堂とのコラボなど活躍の幅を広げている。直近では監修商品を多数取り組むほか、2024年4月湖南市観光協会と包括連携協定を締結、「湖南ヴィーガン」プロジェクトをスタート。より多くの人々にプラントベースフードの「おいしさ」をお届けすると同時に、健康づくりと多様化する食ニーズへの活動を進めている。
岡村菜穂子(naco)
2013年にラーメン屋でパートを始め、2015年に店長に就任し正社員へ転向。その後、2016年に小麦アレルギーを発症し、「グルテンフリーのお店をつくる」という目標を掲げる。マーケティングやブランディングを学び、ブログ「こもれび」(https://nhkomorebi.com/)を運営。最高月間11万PVとインスタグラム1.5万人のフォロワーを持つまでに成長。7年の準備を経て、2023年にグルテンフリー「みちのり弁当」、2024年にはグルテンフリー定食屋「みちのり亭」を開業。現在、株式会社テマトジカンの取締役として事業を統括し、「グルテンフリーアドバイザー」としても活動。SNSを活用した店舗経営のコンサルティングを行い、グルテンフリーに関わる様々な取り組みに挑戦している。
SOIA SOIYAブランドの大豆たん白商品HMSPを使用した監修メニューの試食会をしました。T’sレストランからは、HMSPにカットし使用したラザニア、あんかけ揚げ麺、フライ菓子を、みちのり亭からは、HMSPを鶏肉のかわり使用した唐揚げ、衣として使用した茄子の天ぷらをご紹介いただきました。下川さん、岡村さんからはHMSPの使い方の自由度や様々調理方法への応用の広さについて、これまでになくワクワクする食材だとのコメントを頂戴しました。
穀物ソリューション・カンパニーを企業ブランドとする当社は、小麦、大豆、菜種、とうもろこしを原料とした製品群で、食の多様性に対する選択肢の提案ができる食品メーカーです。SOIA SOIYAプロジェクトでは、グルテンフリーを含めた食の選択肢の提供だけでなく、食べる人たちに感動を与える自由で楽しく新しい取り組みを進めて参ります。