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社長メッセージ

 
  代表取締役社長  岡田茂    
  学生の皆さんへ 昭和産業のビジョンと求める人物像  
   
代表取締役社長  岡田茂  
 

  昭和産業のビジョン
 
  社員とともに成長する企業を目指して
 
  経営方針  昭和産業は、「人々の健康で豊かな食生活に貢献する」という企業理念を掲げ、2009年度より経営方針を「創造」「安心」「成長」の3つのキーワードに刷新しました。まずこの内容について、皆さんにご理解いただきたいと思います。
 1つ目の「創造」は、新しい付加価値を創造することを意味しています。ライフスタイルの変化などにより消費者のニーズがますます多様化している中、技術開発力の強化による「価値の創造」が必要です。また、少子高齢化により市場規模が縮小していく中、国内でのシェア確保だけでなく海外にも目を向けた「市場の創造」も必要です。さらには、他社との競争がますます激化する中で、コスト削減の徹底とシナジー効果の発揮による「競争力の創造」、これらの実現により総合食品メーカーとしての更なる発展を目指します。
 2つ目の「安心」は、「食」をお届けする企業として信頼される会社であり続けるために、品質・コンプライアンス・人事尊重・環境・社会貢献というあらゆる面から、CSRの推進を徹底していく方針を示しています。
 3つ目の「成長」には、企業の成長は社員一人ひとりの成長がなければ成し得ないという考えが込められています。人事制度や教育制度を充実させるとともに、働きやすい環境、仕事と生活のバランスがとれる職場、年齢や性別に関係なく幅広い世代が活躍できる環境を整備し、社員とともに成長する企業を目指します。

 
  代表取締役社長  岡田茂  特に「成長」については、当社の教育制度は非常に魅力的です。例えば、全社員を対象として講義する「昭和塾」や「昭和テクノスクール」。これは社内の幅広い分野でキャリアを積んだ社員が講師を担当し、テキストも全て社内で作成しています。全社員がほぼ同じ内容で、企業にとって重要な事項(経営方針や業務改善など)をキャッチできる場があるということは非常に貴重だと思います。また、今年で3回目の卒業生を輩出した「プロフェッショナル選抜育成制度」。これは、現在の仕事を離れて、工場の製造現場で3年間経験を積むことができる制度です。これまで、多くの研究者(基礎研究や応用研究)や開発者が利用し、工場から工場の異動をしての利用もありました。3年間、「現場・現物」に密着した実体験を積むことができるのは、“モノづくり”をするメーカーとして有意義なことであると思います。その他にも、自らのキャリアを考え、実現させるための「自己申告制度」、「階層別研修制度」など、積極的に学ぶ意欲さえあれば誰でも成長できる制度を用意しています。

 
 
  昭和産業の強みと今後の展望  
     
 
代表取締役社長  岡田茂  当社の強みは2つあります。1つは穀物の取扱量が日本トップクラスだということです。鹿島・神戸・船橋の自社工場とグループ会社の志布志サイロ、鹿島サイロを含めて、総量で年間約200万トンもの穀物を荷揚げしています。これだけの量の穀物を取り扱っているがゆえに、付帯する港湾設備(荷揚げ設備、サイロ、輸送設備)は大変充実しており、これに直結する形で自社工場を有しているというのは、生産面・物流面で非常に大きな強みとなっています。
 もう1つは、製粉・油脂・ぶどう糖・配合飼料など複数の部門を展開していることです。通常は、粉でも油でもその道一筋の専業になりますので、複数の部門を展開しているというのは大きな特徴です。様々な食品素材を取り扱っているからこそ、素材と素材を有機的に組み合わせて新しい食の提案をすることができます。このシナジー効果(相乗効果)は他社にはない強みです。
 これから先、TPPの導入をはじめ、予測できないような場面に直面することもあると思いますが、当社のこうした強みを発揮しながら乗り越えていくとともに、今後も強みを活かして事業を展開していきたいと考えています。
 続いて、今後の事業展開に関してですが、重点項目の一つとして海外事業に注力していきたいと考えています。2003年に中国の天津において、大成集団(台湾の食品・飼料事業大手)との合弁で『大成昭和食品』という会社を設立し、プレミックス事業を展開しています。現在、規模を拡大すべく2012年6月の稼動を目指して新工場を建設しており、その製造能力は年1万2,000トンとなり倍増します。こうした海外事業を支えるために、北京に1名(常駐)、天津に1名(交替制)の社員が勤務しております。
 また、現状進出している中国はもとより、今後は東南アジア方面にも市場を拡大すべく調査を進めている段階です。従って、これから先、海外事業を担う人材がますます必要な状況になってきます。もちろん、語学ができるに越したことはないですが、それよりも、論理的な考え方ができる人材を確保していきたいと考えています。
 
     
 
  求める人材像  
 
 
代表取締役社長  岡田茂  これらのビジョンを達成するために、「積極性」と「柔軟性」を兼ね備えた人材を求めます。当社の部門・職種は多岐にわたり、人事制度の中でも、若手のうちに複数の部門を経験できるようローテーションを実施しています。私自身、最初は工場配属となり生産現場での交替勤務を経験しましたが、その後研究部門を経て、営業部門に配属となりました。皆さんも色々な部門を経験することになると思いますが、一番重要なのは、配属した職場で自分が何を感じてどう動くかという積極的な気持ちを持つこと、そして、既成概念に囚われないで柔軟な発想をすることです。自分が積極的に動かなければ、仕事ができる範囲は限られてきます。時には、身近な先輩を引き込んで協力者を増やしていくとか、他人を巻き込んでいく「積極性」と「柔軟性」を持って仕事に取り組むことを期待しています。それから、一緒に仕事をするならやはり「明朗闊達」な人間が良いですね。

 特に新入社員に対して期待することは、自ら勉強しようという学ぶ気持ちです。入社した直後には差がないように見えても、入社後の勉強次第では大きな差になってきます。勉強といっても机に向かってコツコツやるというのではなくて、要は自分の心の持ち様です。例えば、お客様や研究のパートナーから話を聞くとき、何かを吸収したいという想いがあるとないとでは全然違います。朝10分早く出社して業界紙を読むだけでも、1年続けると大きな差になりますし、まして5年やれば全然違ってきます。これも、朝出社したときに既に頭に入っているのと誰かに言われてから知るのでは吸収の仕方が違いますから、積み重ねると非常に大きな差になります。
 ただ、誤解しないでいただきたいのは、ライバルと差を付けるということではなく、企業に入ってからも、自ら学ぶという謙虚な気持ちが大切だということです。これは年を重ねても同じで、私もお客様と話していると目から鱗が落ちるようなことがありますから、年代関係なく謙虚な心持ちでいることは大事だと思います。
 それから、新入社員として入社した際には、「積極性」と「柔軟性」を意識しながら、一つの部門だけではなくて幅広い業界の知識やスキルを身に付けてもらいたいと思います。企業が変わるとき、ベテラン社員だけでは斬新なアイディアやパワーにも限界がありますので、若い皆さんが持っているフレッシュなパワーを大きく発揮していただきたいと思っています。
 
     
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