昭和産業ストーリー3

"日本の食"を様々な形で支える
「穀物ソリューション・カンパニー」へ

高度成長期を経た日本の食は、1970年代になるとさらに大きく変化を遂げます。炊飯器や電子レンジの普及、ファミリーレストランチェーンやファストフードが広がり始め「外食元年」と呼ばれたのもこの頃。1974年(昭和49年)には、全国のコンビニエンスストア数が1000店舗を超えました。

食に対する消費者ニーズの多様化がさらに進み、求められる原材料の性質や製品の種類も幅広くなりました。昭和産業では、その傾向を見据え、小麦粉分野だけにとどまらず油脂製品や糖化製品においてもお客様の幅広いニーズに応える製品開発に取り組むため、お客様向けの技術担当部署を設置。原材料だけでなく加工技術やレシピの提案にも力を入れました。

先を見据え、時代にマッチした商品を開発する

1980年代に入ると、機能性とおいしさを兼ね備えた商品、健康志向にマッチする商品など、よりお客様に喜ばれる商品を続々と開発。

家庭用では高級天ぷら粉「昭和天ぷら粉黄金」や炊飯用はい芽油カプセル「お釜にポン」、業務用でも「黄金天ぷら粉」や整腸作用のあるイソマルトオリゴ糖を含む「イソマルト500」などを発売し、好評を得ました。

このように昭和産業は、常に時代にマッチした商品を届けることを目指してきました。1991年(平成3年)に設立された食品開発センターは、製粉、油脂、糖質など、分野ごとの壁を取り払い、研究者、技術者が協力し合い世の中の流れを先取りした商品をユーザーと相対で開発することを主眼とした施設です。

そして、2016年9月からは新たな研究開発施設RD&Eセンターが始動しています。Research(研究)、Development(開発)、Engineering(技術)の頭文字をとって名づけられたこのセンターには、基盤技術研究所、商品開発研究所、生産技術部の3部門が集結。

より安全でおいしい食品をいち早くお届けすることを目指し、ここから生まれる新たな技術や商品で日本の食の未来を切り拓く。そんな決意が込められているのです。

穀物で、おいしいソリューションを

「穀物ソリューション・カンパニー」。
昭和産業が2014年(平成26年)に発表したブランドメッセージです。

食の川上(原料の調達)から川下(製品の提供)までを手がける昭和産業の事業特性と、社内公募で寄せられたキーワード(「穀物/Grain」「めぐみ」「笑顔/笑み」「力/エネルギー」「おいしい」「食卓」)のすべてを含むことばとして選ばれたもの。

これは、創業者である伊藤英夫が掲げた「農産報国」の想いを受け継いだ言葉でもあります。穀物を通じておいしいソリューションを提供し、人々の健康で豊かな食生活に貢献する。その揺るぎない信念こそが、昭和産業が進化を遂げていくための指針となっています。