社会人生活の大半をマーケターとして歩んできました。最初は玩具、次にスマホゲームのマーケティングを担当していたのですが、以前から興味があった「食」の世界に携わりたいという想いが強くなった頃、昭和産業と出会いました。「食」は人間にとって欠かせないものであり、「食」に代わるものは「食」しかない。だからこそ数多くの企業が参入し、自社製品を選んでもらうために競い合っている。まさにこの世界は、マーケターの力が試される環境であり、厳しさにもまれることで自分の成長にもつながると考え、昭和産業への転職を決めました。
入社して最初に驚いたのは、当部署に若手社員が多かったこと。特に20代が多く、複数の新入社員が配属されることも珍しくありません。コンビニの商品はとにかく入れ替わりが激しく、売れなければ1週間で打ち切りになることも。さらに、1〜2週間のサイクルで、常に「次」の企画を立てなければなりません。これほどのスピード感で仕事を続けるには若手の柔軟性が必要であり、自分には彼らを牽引し育成することが、自身の役割なのだと理解しました。
「セールスプランニング部マーケティンググループ」の仕事とは
セールスプランニング部マーケティンググループは、市場・消費者情報の収集といったマーケティングリサーチや、家庭用商品の開発企画、販売促進のための商品広告の企画など昭和産業のマーケティング業務全般を担っている部署です。お客様の業態の先にいる消費者の視点(BtoBtoC)を意識した提案を支える組織として、営業と連携しながら部署のミッションを果たしています。
マーケターとしての長年の経験をもとに以前から興味があった
「食」の世界へ。

徹底的に拘った先にある、
お客様の喜びと、達成感。
例えば「醤油ラーメン」の麺を美味しくするための小麦粉を提案する。それだけではなく、緻密な市場調査をもとに、麺の太さ、麺の量、さらには具材、調味料に至るまで、ラーメン全体を企画するのが我々の仕事の大きな特徴です。競争の激しいコンビニ向け営業では、徹底的に細部まで拘り抜かなければ、市場で勝ち続けることができません。その分、自分の考えた商品が全国のコンビニに並び、お客さまに喜んでいただけたときには、大きな達成感につながっています。
マーケティンググループのメンバーは毎日、担当するテーマに沿った市場調査を行うため、首都圏の飲食店や弁当、惣菜店、パン屋さんなどを巡り、どのような内容が標準なのかを調査。その上で、独自の魅力を加えた商品企画にまとめ上げるのです。調査と分析、加えて、トレンドを読む力も不可欠になるため、食に限らず「新しいもの」「世の中で流行っているもの」には必ず自分で触ってほしいと、メンバーの皆にはいつも伝えています。

他部署の営業活動もサポートする
高度なマーケティング
組織をつくりたい。
今後の目標は、今のチームをより高度で、専門性の高いマーケティング集団にして、全社的なマーケティング業務を担える組織にすることです。スピードが求められるコンビニの商品・トレンドに合わせて、我々は常に最新の市場動向をつかんでいると自負しており、その情報を積極的に他部署にも提供しています。この機能をもっと拡大していきたいと思っています。小麦粉や油脂など当社が関わる製品分野について、より細かく市場の動きやニーズに関するデータを収集・分析し、営業部門が必要とする情報を届けられるようになれば、各部署の営業担当が、より本業に専念することが可能となり、昭和産業全体の営業力強化にもつながるはずです。マーケティングは企業にとって重要な役割であり、その存在意義はとても大きいからこそ、さらに精度の高いマーケティングに取り組み、価値ある情報を届けることで昭和産業の成長を大きくしていきたいですね。


ONE DAY schedule
仕事後やオフの過ごし方
最近はチーム運営が主な業務になり、お店回りなど外回りの機会が減ったので、体調管理・ダイエットに気を遣い始めました。休日にフィットネスゲームをしたり、終業後にグループのメンバーと皇居ランをしたり。一方、お酒好きは相変わらずで、せっかくなら日本酒ソムリエの資格を取ろうと勉強を始め、日本酒セラーも買いました。愛猫をそばに、セラーから気になる逸品を取り出して味わうのが大切な時間になっています。
