気候変動への取り組み(CO2排出量の削減)

気候変動により、水害や干ばつなどのリスクがあり、全世界の穀物の安定供給に支障を来す可能性があります。そのためCO2排出総量の削減の取り組みを継続し、2020年度のCO2排出総量は、生産工程の省エネ活動などにより、前年度に比べて約2万1千t削減しました。一方、2020年は、新たにボーソー油脂株式会社やサンエイ糖化株式会社など7社が当社グループとなったことにより、当社グループ全体のCO2排出総量は、41万4千tと増加することとなりました。
鹿島工場のコージェネレーション設備の燃料を、石炭から都市ガスに変更する工事や、バイオマスボイラーの増強更新をはじめとするユーティリティ設備などの改善、また、これまでの生産工程の省エネ活動のノウハウを新たなグループ会社に応用することで、CO2排出総量の削減に向けた生産活動に取り組んでいきます。
2021年、政府が掲げた新中長期目標の「2030年度までに温室効果ガス排出量を2013年度比で46%削減」という新たな目標に向けて、TCFDへの賛同を見据え、環境管理委員会傘下にCO2排出量削減部会を設置して推進します。
エネルギー消費原単位を前年度比1%の削減という生産工程などでの省エネ活動の推進や、気候変動に関するリスクと機会の分析に着手して、再生エネルギーの利用拡大の検討や、当社グループとしての目標である2013年度比46%の削減に向け、具体的で、実効性・実現性のある施策を行いCO2排出量削減に取り組んでいきます。

CO2排出量の推移(昭和産業グループ)
  • CO2排出量の算出には、各年度直近の電気事業者別の基礎排出係数を使用しています。
  • 2013年度基準排出量には、2014~2020年度にグループ会社となった11社(セントラル製粉株式会社、ガーデンベーカリー株式会社、タワーベーカリー株式会社、スターベーカリー株式会社、ボーソー油脂株式会社、長岡油糧株式会社、クミアイ油脂株式会社、ムサシ油脂株式会社、南日本コメ油株式会社、東京油脂工業株式会社、サンエイ糖化株式会社)の2013年度排出量を含みます。