プラスチックごみによる海洋汚染を食い止めるために、どんな対策が進んでいるのでしょう。
「スターバックスが2020年末までに全世界の店舗でプラスチック製のストローを廃止することを発表するなど、対策に乗り出す企業が世界的に増えています。2018年秋には、コカ・コーラやスウェーデンのアパレル企業のH&M、フランスの化粧品メーカーであるロレアルなど、約250の組織・団体が2025年までにプラスチックごみをゼロにする共同宣言に署名しています。署名した企業・団体は2025年までに商品のプラスチック包装を全て再利用、リサイクル、たい肥化できるものに変更する予定です」
日本でも環境省「プラスチック資源循環戦略」(2019年5月末策定)では、2030年までにワンウェイ(使い捨て)プラスチックの排出量を累積で25%抑制する目標を掲げています。
では、私たちはどんなことができるのでしょう。キーワードになるのが「6R」です。どれも毎日の生活のなかで実行できることばかり。どんなことから始められるのか、みんなで話し合ってみましょう。
(出典)
お話を伺ったのは
松本 真由美さん
専門は環境・エネルギー政策論・科学コミュニケーション。研究テーマは、「エネルギーと地域社会との共存」「企業の環境経営動向(ESG投資、SDGsほか)」など、環境とエネルギーの視点から持続可能な社会のあり方を追求する。大学在学中から、TV朝日の報道番組のキャスターなどを経て、NHK
BS1でワールドニュースキャスターとして「ワールドレポート」などの番組を担当した。2008年より研究員として東京大学での環境・エネルギー分野の人材育成プロジェクトに携わり、14年より現職。現在は教養学部での学生への教育活動を行う一方、講演、シンポジウム、執筆など幅広く活動する。政府の審議会・委員会の委員も務める。
2020年6月
プラスチックごみ問題のほか、地球環境を守るために私たちができることはもっともっとたくさんあります。「もったいないライフのすすめ」では食品ロスの問題を中心に私たちにできることをご紹介しています。
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