"お家で出来たておやつを簡単に"をコンセプトに、消費者のライフスタイル、その時代や流行に合わせ商品を開発し続けてきた昭和産業のホットケーキミックス。ここでは、そんなホットケーキミックスのおいしさの秘密を解説します。
ホットケーキミックスとは、「プレミックス」(Prepared Mix=調整粉)の一つ。日本プレミックス協会(JPA)では、プレミックスとは、「ケーキ、パン、惣菜などを、簡便に調理できる調整粉で小麦粉等の粉類(でん粉を含む)に糖類、油脂、脱脂粉乳、卵粉、膨張剤、食塩、香料などを必要に応じて適正に配合したもの」と定義付けています。
ホットケーキミックスのほか、ドーナツミックス、ケーキミックス、天ぷら粉、から揚げ粉、お好み焼粉などもプレミックスです。
ホットケーキミックスは、小麦粉(主に薄力粉)をベースにして、おいしいホットケーキを作るために適した量の糖類(砂糖、ぶどう糖、粉末水あめ、麦芽糖)、ベーキングパウダー、でん粉、食塩、油脂、乳製品、香料などからできています。
材料の中でも、ベーキングパウダーは水分と熱を加えることで炭酸ガスを発生します。焼いている時に、生地の表面がプツプツしてくるのは、炭酸ガスが発生しているためです。ホットケーキは、この炭酸ガスにより、ふんわり膨らみます。そこに、卵の効果も加わり、ふっくら焼きあがるのです。
また、基本は"混ぜて焼く"だけで、おいしいホットケーキができるのがホットケーキミックスの特徴ですが、ちょっとしたコツに気をつけるとよりおいしく作ることができます。
ホットケーキミックスは、一般的な商品で100gあたり約370kcalです。含まれる栄養素は、炭水化物、たんぱく質、脂質など。小麦粉が主原料なので、エネルギー源となる炭水化物が最も多く含まれています。またホットケーキミックスを焼く時には、卵、牛乳を加えた場合、たんぱく質ミネラル類が摂取でき、食べる時には、バターやメイプルシロップ、はちみつなどを加えることで油脂や糖類を摂ることができます。フルーツやナッツなど、トッピングする具材や、合わせるドリンクなどによってさらに健康的に楽しむことができます。
ホットケーキミックスのみ | ホットケーキミックスを卵、牛乳を使って焼いた場合 | さらにバターとシロップをかけた場合 | |
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エネルギー | 177(kcal) | 221(kcal) | 256(kcal) |
たんぱく質 | 3.4g | 6.2g | 6.2g |
脂質 | 1.7g | 3.4g | 5.9g |
炭水化物 | 39.6g | 41.5g | 45.0g |
食塩相当量 | 0.9g | 1.0g | 1.0g |
ホットケーキミックスのみ |
エネルギー:177(kcal) たんぱく質:3.4g 脂質:1.7g 炭水化物:39.6g 食塩相当量:0.9g |
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ホットケーキミックスを卵、 牛乳を使って焼いた場合 |
エネルギー:221(kcal) たんぱく質:6.2g 脂質:3.4g 炭水化物:41.5g 食塩相当量:1.0g |
さらにバターとシロップをかけた場合 |
エネルギー:256(kcal) たんぱく質:6.2g 脂質:5.9g 炭水化物:45.0g 食塩相当量:1.0g |
食にまつわるあらゆるシーンで自然の大切さや食べることへの好奇心を育むことが昭和産業ならではの食育だと考え、その取り組みを「穀育(こくいく)」と名付け、活動を行っています。ホットケーキミックスもその活動の一つであり、たくさんの方々に「知る楽しさ」「作る楽しさ」「食べる楽しさ」を感じていただける商品でありたいと考えています。
ホットケーキは、普段の食事やおやつに作って食べるものなので、作る時も食べる時も楽しさをご提案できるようにと考えています。また、たくさんの方々に少しでも喜んでいただけるよう、できるだけシンプルな配合を心掛け、食卓においしさと新しさをご提供できるよう、特徴のある様々な商品の開発を志しています。